鹿児島共済会南風病院様

登録日:2020年3月18日

 

鹿 児島中央駅から車で10分。南風病院は、7年前のPACSシステム導入時にも取材させていただいており、
 今回で2度目となる。7年前から変わらぬ、煉瓦色を基調とした温もりを感じる建物が私たちを迎えてくれた。
取材へ向かう私たちと同じ方向に足を向ける人たちは、お年寄り・中学生・子連れの女性など様々。広い年代に親しまれていることが見て取れ、“人にやさしく、あたたかく”の病院理念を改めて感じることができた。

【南風病院 外観】

 同病院2階に位置する放射線科へ入ると、検査装置とシステムを囲んで相談しあっている技師の方々が目に入った。
こちらに気づき、わざわざ顔を向け笑顔で挨拶。ここに来るまでの間に院内スタッフの方々が、すれ違う度に会釈や挨拶をしてくださっていた。皆さんの柔らかな雰囲気にこちらの緊張も自然とほぐれた。

取材開始

 
 7年前の取材でもお世話になった井ノ上技師長、導入時にシステム担当者としてご対応いただいた淵脇技師が応じてくださった。
 2019年3月に行われた今回の更新では、PACS(ShadeQuest/Serv)、所見(ShadeQuest/Report)、
画像ビューア(ShadeQuest/ViewR)、検像(ShadeQuest/Kenzo)のバージョンアップ、そして今回新しく「診断RIS(ShadeQuest/RIS)」が導入され、稼働から1年が経過するが、特に大きな問題はない状況とのこと。
弊社の保守サービスはいかがですか? お二人は顔を見合わせたのち、それはもう!!といった表情で答えてくださった。

   「とても対応が早くて良いです」
   「安心できますよね、すぐ来てくれるので」

 即答だった。
 確かに、弊社の南九州営業所は南風病院と目と鼻の先に位置する。電話での対応も多いが、電話での説明が難しい場合は弊社エンジニアが伺って対応をしている。さらに、解決が難しい問い合わせについても、弊社エンジニアは「できません」という返事をしない。「考えてみます」から始まり、どうにか解決法を見つけるまで粘りつづける。この執着心と熱意を
感じていただけることが、保守対応における何よりの喜びだ。
 
        
       【(左)井ノ上技師長と(右)淵脇技師】        【診断RISを使用されている様子】

 今回、他社からのリプレースで新しく診断RISが同病院に導入された。今までの慣れもあり戸惑いはあったが、使っていくうちに魅力を感じたところも多々あったと伺った。

   「端末ごとに設定を持てるのが嬉しいです、自分のやり方に合わせることができるので。アドバイスを頂いて、
   前のRISに近いよう設定してもらったりしました」

 導入するシステムは汎用的なカスタマイズ性に長けていることが強みの一つだ。診断RISも同様。その為、検査種別に
合わせて細かな設定を行うことができた。実際に使用される技師の方々は慣れるまでに時間は要したものの、弊社エンジ
ニアにアドバイスを受けながら使い方を確立させていくことができたそうだ。
 

放射線科を後にし、続いて、1階の奥に位置する画像診断センターへ。南立なんだて先生を訪ねた。

 
 主に、ShadeQuest/Report(以下、Report)とShadeQuest/ViewR(以下、VierwR)を使用いただいており、旧バージョンと比べた感想を伺った。
先生は少し時間をおいて、こう答えていただいた。

   「もともと動きもよかったですが、前回と今回の所見が特に見やすくなりました」
   「それからブックマーク機能が使いやすくていいですね」

 素早い動作に加え詳細が見やすいReportだが、前回までのバージョンは、前回所見と今回所見が別画面のものとなって
おり、前回所見の詳細を見るには別画面を開く必要があった。そのひと手間が惜しかったが、今回のバージョンアップ
によって同時に並べて見られるようになった。それにより比較が楽になり、使いやすくなったと話してくださった。
さらにブックマーク機能を使うことで、もう一度確認しておきたい所見や特例の所見をファイリングすることができること
が便利とのこと。

また、導入に関して、弊社エンジニアの名前があがった。
 
        
              【南立先生(左) と Report、ViewRを使用されている様子(右)】

   「親切なエンジニアでした。稼働1ヶ月も前からつきっきりで居てくださったので」

 100人いれば100人の使い方があるように、先生ごとにそれぞれの好みがある。使い方次第で便利要素が大きく増すReport やViewRは、その分、使い慣れるまでに時間がかかる。そこで弊社エンジニアは、稼働1ヶ月前から先生方へ操作説明をしながら、稼働準備をさせていただいた。あの時は本当に助かった、と南立先生も安堵の表情で話してくださった。
 また、同病院は一日当たりの所見数が多く、効率面を最重視される。それは研修医の先生であろうと変わらない。
南立先生のご依頼で、新しい研修医の先生が来られる都度、使い方に慣れていただくために操作説明をおこなっている。
弊社も、ささやかながら同病院の業務効率へ貢献でき、地場密着企業として誇らしく思う。

   「システックさんは定期的にここに来てくださいますから、ちょっとしたことならいつでも聞けますし、難しい点が
   あったとしてもすぐに駆けつけてくださるので助かっています」

 保守サービスに対するお言葉であった。その言葉からは、弊社に対する厚い信頼が感じ取れた。大きな問題がなくとも、現場へ出向いて顔を出している弊社エンジニアとの関係も良好な様子だ。

 今回訪問したこの南風病院は、7年前と変わらず暖かな空気に包まれた空間でこの地域で愛されている病院であった。
そこでご利用いただいている製品と、弊社に対し強い信頼を置いていただいていることがとても嬉しく感じた取材だった。
これからもこの優しい雰囲気に包まれた病院を、縁の下から支える存在でありたいと思う。

【南風病院 正面】

■鹿児島の英雄・西郷隆盛

 2018年に大河ドラマで放映された「西郷どん(せごどん)」の主役・西郷隆盛。言うまでもなく、ここ鹿児島が出生地である。西郷隆盛を一言でいえば、江戸幕府を倒して新しい世の中をつくろうと考える人たちを率い、革命の風を興した英雄である。同じく鹿児島出身の大久保利通、山口県出身の木戸孝允と並んで、「維新の三傑」の一人に数えられる。
 我々は、彼の軌跡を辿ることができる「鹿児島市維新ふるさと館」を訪れた。ここでは西郷隆盛はもちろん、彼とともに倒幕を目標に動いてきた仲間たちの歴史に触れることができた。また、大河ドラマで使用された衣装などを間近でみることができるため、大河ファンや西郷隆盛ファンで足を運ぶ人が多いようだ。
 彼の座右の銘は「敬天愛人」。天を敬い人を愛する。ここで言う「天」とは、「真理」「神」「宇宙」などといった森羅万象を指す。それを敬い、それに従う。そして「愛人」とは広い人間愛や万人への慈愛などを表す。西郷隆盛はこの座右の銘のとおりの人物だったと言える。生涯を天命と仁愛に捧げた人。彼の生き様を知れば、さらにこの言葉が胸に響くことだろう。
   
            【鹿児島市維新ふるさと館 外観(左) と 館内の様子(右2枚)】
 
 また、南風病院より車で数分程の場所にある南洲神社を訪れた。ここには西郷隆盛の率いた西南戦争の戦死者たちが弔われている。墓地の中央では仲間たちに囲まれるように西郷隆盛の墓が鎮座しているのだ。南洲神社は神社としては新しく無格社ではあるが、西郷隆盛の威徳を忍ぶ人々が大変多かったことから大正11年(1922年)6月28日に神社として認められた。御祭神は西郷隆盛命、西南戦争で亡くなった薩摩側の志士たち2023人が見守る桜島と、日本の平和を象徴する風景を一度に眺めることができる、観光名所でもある。ここからの景色は圧巻だった。戦死者たちの眠る墓が全員桜島を向いているのだ。もしかしたら、彼らは鹿児島で今日を頑張る人たちをずっと見守っているのかもしれない。荘厳な雰囲気のなかに、なぜか温もりを感じる不思議な場所だった。

        
               【南洲神社境内(左) と 南洲神社から見た桜島(右)】