AirGRID 稼動データ収集

製品概要

知らせる信号灯から、記録する信号灯へ。
エアグリッドWDシリーズとは、パトライト製信号灯に乗せる※だけで、機器情報が無線で転送されるシステムです。
取得データをもとに生産工程のボトルネック改善など、ユーザーの目的にあった様々な情報活用が可能になります。国際標準通信規格を採用した安心で確実な無線通信は複数台の同時運用でも安心の通信精度を誇ります。
「信号灯情報=点」「無線=エア」点と点は結びつきエアを介してひとつの情報の「グリッド」となる。
それがワイヤレス・データ通信システム『エアグリッドWDシリーズ』です。
※信号灯上部キャップを外し内部のネジを使って固定する簡単取付けです。
送信機の電源供給用に信号線のうち1 本を使用します。
機能特徴
なぜ、AirGRIDなのか?
1.既設信号灯をそのまま利用
信号灯に取り付けた送信機から動作情報をワイヤレスで受信機に転送するため面倒な配線工事がなく、導入コストも軽減できます。

2.海外の無線通信規格にも対応した通信システム

3.マルチホップ無線メッシュ・ネットワークによるフレキシブル性
送信機同士が相互にデータ通信をおこなう事で、電波状態の良いルートを選択してネットワーク通信をおこないます。
設備のレイアウト変更等でも、電源投入時に接続状態の良い送信機同士がデータ通信を自動的に開始し、新たにネットワーク構築をおこないます。現場の状況に応じたフレキシブルな無線通信ができるのが、『マルチホップ・メッシュネットワーク通信』です。

4.最適な通信経路を自動選択するルーティング機能
複雑な無線やネットワークの設定をしなくても、電源投入するだけで通信状態の良い接続先を自動的に選択し、
最適な経路で無線通信を行うようネットワークを構築します。
また、運用中に無線障害等で通信ができなくなった場合、送信機は自動的に別の接続先を検索し再接続をおこないます。

5.AirGRIDのポテンシャルを発揮させる自動CSV 出力アプリケーション
機器の稼働時間や停止回数を1日ごとにデータ化!
その収集データをもとに稼働率やチョコ停を把握し生産性向上へ!
初期起動時に、受信機のIPアドレス(USB接続の場合ポート)を設定しておくと、次回起動時から、自動的にネットワーク接続し、
データをCSV形式で自動生成し、データが書き込まれていきます。
データは、送信機(WDT-5E-Z2/6M-Z2)の状態変化でデータ出力をおこなうイベントモードと、
アプリケーション側から送信機の状態を順に確認し、変化があればCSVデータを出力する情報取得モードから選択できます。

製品仕様 (WD-Z2型)
送信機仕様
※1 適合信号灯については一部制限がございますので、詳しくはお問い合せください。
※2 電波の特性上、設置場所や通信環境、通信の頻度によって異なります。
※3 電波の特性上、数値は参考値になります。
WDT-6M-Z2 | WDT-5E-Z2 | |
---|---|---|
適合積層信号灯 | LMEシリーズ(60φ) | LEシリーズ(50φ) |
定格電圧 | DC24V(無極性) | |
電圧許容範囲 | DC21.6V~DC26.4V | |
消費電流 | 20mA ±10mA | |
動作周囲温度 | -10~60℃ | |
相対湿度 | 85%RH以下(結露なきこと) | |
保存周囲温度 | -20~70℃(氷結しないこと) | |
取付方向(屋内のみ) | 正方向のみ | |
保護構造 | 取付積層信号灯に準拠 | |
質量 | 52g±5g |
受信機仕様

WDR-L-Z2 | |
---|---|
定格電圧 | DC24V(ACアダプタ付属 ※) |
電圧許容範囲 | DC21.6V~DC26.4V |
消費電流 | 65mA ±15mA |
ACアダプタ定格 ※ | AC100V |
ACアダプタ電圧許容範囲 ※ | AC90V~AC110V |
動作周囲温度 | -10~60℃ / 0~40℃(ACアダプタ使用時) |
相対湿度 | 85%RH以下(結露なきこと) |
保存周囲温度 | -20~60℃ / -10~70℃(ACアダプタ使用時)(氷結しないこと) |
取付方向(屋内のみ) | 正方向(壁面取付) 横方向(水平設置) |
保護構造 | IP20 |
質量 | 170g±10g |
■機能詳細
WDR-L-Z2 | ||
---|---|---|
通信仕様 | ETHER NET | 10BASE-T/100BASE-TX(Full/Half) |
USB | USB1.1/USB2.0(フルスピード対応) ※USBハブ接続は不可 | |
出力仕様 | 無電圧接点:1点(DC24V 500mA) 出力仕様 |
配線参考図
送信機を動作させるためには、常時電源を供給しておく必要があります。
下記図のように電源供給ラインとして、使用していない信号ライン1つを常時電源印加をおこなってください。
(例は白色信号ラインから電源を供給する場合)
