事例紹介 湘南サンライズ工業様 ドレッシングのタイミングに関するばらつきが解消 | 株式会社システック井上 ウェブサイト

事例紹介

製造業コンサルティング

仮説思考を用いた取り組みにより、新たな発見が生まれ、大幅な生産効率向上につながりました。

~ 湘南サンライズ工業 様 ~

課題

主に平面研削盤で加工を行っており、製品を削る砥石の状態によってドレッシング(砥石の手入れ)を行う必要があります。
ドレッシングのタイミングは研削音や機械の振動から砥石の状態を予測して行っていますが、人によるばらつきがあり、過剰なドレッシングが生産性を阻害する要因となっていると考えられます。

解決手段

砥石の状態を可視化することで、ドレッシングのタイミングに関するばらつきが解消されるという仮説を立て、振動データと刃の状態の相関分析を行いました。その結果、最適なドレッシングのタイミングを把握でき、生産効率の向上に寄与しました。さらに、研削条件の最適化も図ることができ、生産性の向上に向けた新たな発見につながりました。

効果

最適な研削条件を調べるために、条件を変更しながら検証を行いました。その結果、研削レート(単位時間あたりの研削量)を現在の1.5倍にしても品質に影響がないことが分かりました。さらに、過剰に行っていたドレッシングの回数も減らすことができ、全体の生産効率を20%以上向上させることができました。
お客様の声
今回の取り組みの効果は非常に大きく、生産効率が20%以上向上したことに加え、ドレッシングの回数が大幅に減ったことで砥石の寿命を約60%延ばすことができました。これにより生産コストが削減され、価格競争力が向上し、新たなお客様の獲得にもつながりました。システック井上の支援を受け、仮説思考を用いて検証を行った結果、新たな発見があり、短期間で大きな成果を出すことができました。

お客様情報

会社名 株式会社湘南サンライズ工業 様
ホームページ https://shonansunrise.com/
取り組み事例 仮説思考を用い、取り組みを行う事により、新たな発見につながり、大幅な生産効率の向上ができました。